2008年3月1日(土)〜3月9日(日)

栃木県さくら市、ギャラリー匣(さや)において

堀水達雄・小夜作陶展

(旧氏家地区にて行われる雛めぐりの一環として)

G匣http://blogs.yahoo.co.jp/saya_utsuwa

昨年に引き続きG匣さんで2人展をさせて戴いた。お店に行って驚いた。雛人形が去年の倍ぐらい増えているのだ。多くの方にお雛様を見て戴きたいとの熱意から、匣さんのオナーさんが新たに集めたとの事。まだ展示していないものもあるそうだ。

お雛様については全くの門外漢でしたが、オーナーの中村さんのお話を聞くと中々奥が深い。京都の古いものが格が高く、それに対して地方雛というのがあるとの事。もともとはお公家さんの習慣だったのだから京都が本場なのは当然か。物に拠っては顔だけを京都で作ったものを地方で着物を着せてしつらえたものもあるそうな。江戸時代のもので保存がいいものは少ないとの事。お顔もつるつるしているのとそうで無いものがあり、つるつるしているものの方がいいものらしい。下の写真の「屋敷雛」の中にはお屠蘇を飲んで顔を赤らめているの女官いたりして、細かく見ると面白い。並べ方もお内裏様とお雛様の並べ方も時代によって右左が逆だとか、西と東で異なるとか色々な説があって面白いと言うかちょっとややっこしい。

九日の最終日に氏家駅前にある「杢魄舎」に行ってみた。享保雛が大きくてすばらしかった。代理様のお顔が高貴なおっとりさがあり気に入った。そのほかに紙でできた立ち雛、武州雛があった。お雛様を鑑賞していると、奥から館長の安岡路洋さんが出てきて武州雛の説明をして下さった。代理様とお雛様と対になったのもは京都のもので地方では武州雛のようなもであった、とのことでした(残念ながら武州雛の写真とりませんでした)。子供のような様子をした子供が抱きかかえられる程度の大きさの人形が何十体も展示してありました。それぞれ全部のお顔が異なっていました。安岡さんはテレビのお宝鑑定団で見るのと同じく、熱っぽく語ってくださいました。

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ギャラリー匣(さや)全景 小夜の陶器のお雛様 DSC09211.jpg 匣さんのコレクション
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鴻巣雛 お顔がつるつる胡粉が良い物なのか DSC09215.jpg 屋敷雛 DSC09217.jpg
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織部蔓付き花器

蔓は藤づる

さくら市で行ったので

さくらのカップ&ソーサー

小夜作

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